先週は東京へたどり着けず、やむなく途中下車。駅のそばの映画館へ。
見逃すと終わってしまう「幸せへのキセキ」を。
アクション系のスターが、シングル・ファーザーの再起の道のり(実話)を演じる「幸せシリーズ」の第2弾、と映画会社(別だけど)が考えたのかどうか知りませんが、どうしてこんな邦題にしたんですかね。全米公開前に起きた事件が影響しているという説もあるようですが、原題の「動物園を買いました」ではダメなんでしょうか。宣伝のビジュアルも「動物園もの」であることを避けているようで、ちょっと不可解です。
映画そのものは、手垢がついたようなハッピーエンド物語を後から参加したキャメロン・クロウの作家性が加わることで、グッと清涼感がアップした感じです。主人公の息子とエル・ファニングとの恋話やあのラストは彼ならではの芸当ではないでしょうか。それにしてもE.ファニングって「SUPER8/スーパーエイト」の時は結構売りこまれていたような気がするんだけど、もう御用済みなんですかね。もったいない。
ただ、よく分からなかったのがスカーレット・ヨハンソン演じる飼育員の役位置。ひょっとすると動物園ファンのスーパーの店員と「入れ替えた」のかもしれません(実際の飼育員は太った人らしい)が、話の流れ的に主人公と飼育員との恋愛は必要ないように思えますし、わざわざ彼女を使う理由も感じられませんでした。マーケティングって奴なんですかね。
偶然ではありますが、観た日付が映画の中の動物園の開園日と同じ日だったのもちょっと嬉しいことでして、気持ちよく映画を観ることができ、上映前の時間つぶしに買ったいしいひさいちのデビュー40周年の特集本も大充実で大当たり、と終わってみればいい1日でありました。
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