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2012年4月26日木曜日

ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代

拙ブログにもコメントをいただいておりますmamiyaさんのブログFROMをリンクいたしました。正統派の映画批評サイト「夢路庵の映画批評」を主宰されておられます。残念ながら現在お休み中のくろばくさんの「エイガ・デイズ」と同様、読み応えのある批評をされていらっしゃいますので、他のリンクともどもぜひご訪問いただければと思います。

さて、本日は緊急情報。というか2時間前に偶然見つけました。
小生のような”なんちゃって映画ファン”には非常に敷居の高い東京国立近代美術館フィルムセンターの展示室にて今月11日から7月29日まで「ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代」という展示が行われています。

最近刊行された「仁義なき日本沈没」という新書では1973年を日本映画の転換点として捉えていますが、邦画と洋画の配給収入が逆転した1975年にチラシブームが本格化したのは偶然ではないのでは、と個人的に考えています。

そんな70年代から80年代の洋画の宣伝に焦点を当てた展示になっているようで、規模は小さいかもしれませんが、興味を惹く内容が並んでいます。

5月19日(土)には元日本ヘラルド映画の坂上直行氏による「『エマニエル夫人』の時代~日本ヘラルド映画の大ヒット作と宣伝」、7月7日(土)には元東宝東和の竹内康治氏による「『サスペリア』の時代~東宝東和の大ヒット作と宣伝」というギャラリー・トークも予定されており、興味津々です。

この企画、今年50周年を迎える”一般社団法人外国映画輸入配給協会”(外配協)との共同開催のようなのだけれど、外配協のHPにはまったく掲載されておらず(というか2月以降更新がない模様)、寂しい限り。洋画離れを嘆くなら、まずこういう企画をもっとPRして欲しいなぁ。

とりあえず行ったらレポします。


2 件のコメント:

渡辺屋 さんのコメント...

この展示会行ってきました。

残念ながら見るべきものはあまりありませんでした。常設展と一緒にやっているのでスペースも狭いです。

看板の複製や実物大の切符売り場(実際に中に入れます)はともかくとして、貼ってあるポスターは実物を持っているものが多く、ジャッキーのプレスシートはほぼ所有していました。半券や試写状も展示してある数が少なく期待して行っただけにちょっとねという感じでした。

入場料を払わなくても観ることができる予告編集はなかなか良かったです。画質は良くないですが、今の予告編と違い本編が観たいという気分にしてくれます。ナレーションひとつでもとっても趣がありました。

あまり期待しすぎると失望しますので、軽い気持ちで行った方がいいです。

紀住 圭人 さんのコメント...

渡辺屋さん、コメントありがとうございます。
さっそく行かれてましたか。さすが情報が早いですね。
展示品が70年代以降が中心のようなので、宣材関係は個人のコレクターの方がレベルが高い、ということは充分有り得ますね。
まぁ、料金が200円ですから、多くを望むのは無理かもしれません。
万難を排して観に行くというより何かのついでに寄りたい、といったところでしょうか。
無料とはいえ、往時の予告編が観られるのはいいですね。銀座シネサロン気分ということで。