1969.10.31 新宿プラザ劇場の開館第1弾作品です。 |
リンクいただいておりますmamiyaさんのブログFROMにて、前々回の「水野晴郎・選 決定版!!チラシBESTセレクション1000」のエントリーをご紹介いただきました。ありがとうございます。
そちらのエントリーでは往時の「少年マガジン」のチラシ特集の扉も紹介されているのですが、ここまでまとめて見たのは初めてで、嬉しいの何の。興味のある方はぜひご訪問いただければと思います。
ネットオークションで「ウエスタン」の正方形版が出品されているので、「決闘シーンの構図のデザインって海外も同じなのかな」とポスターの画像をいろいろ検索していると、日本版のこんなポスターを発見。最近死亡のニュースが話題になった「おい、小池!」ではないけれど、どうもチャールズ・ブロンソンの人相に見覚えが。これは「大砂塵の男」ではないか。
くだんのポスターにはCICマークがあり、75年のリバイバルでしたが、さらに調べると初公開時のポスターにもそれらしき図柄が。「チラシ大全集」にも掲載されているタイアップ版チラシ(未所有)にも使われていました。どうやらイタリア版のポスターの図柄を書き直した感じです。それにしてもこの初公開のポスター、上のチラシにある2つの図柄を組み合わせていてカッコいいのですが、監督は怒りそうだな。
allcinemaにもあるように、「大砂塵の男」はテレビ番組「バージニアン」のエピソードをつなげた代物で、製作年度が1968年ですから、ちょうど「ウエスタン」と同時期だったようです。テレビ作品なのでいいブロンソンの図案が無かったのかな。
公開された1973年は「バラキ」や「メカニック」等々、ブロンソン人気はまだまだ健在だったはずですが、スプラッシュに留まったのは、トレードマークのヒゲがない作品だったからでしょうか。テレビで「う~ん、マンダム」が流れ続けていましたし。そう考えると、以前紹介した「荒野の七人」のリバイバルにヒゲを書き足していたのも判る気がします。
それにしても同じCIC配給とはいえ、片やパラマウント、片やユニバーサルだったわけで、大胆なことをするものです。
大胆なのは図柄だけではなく、キャッチコピーもそうでして、
「大砂塵の男」が
”ぎらつく太陽にブロンソンがよみがえる!豪快!荒野に火を吹くアクション大作”
なのに対し、「ウエスタン」(リバイバル時)は
”大砂塵舞う荒野に男の音がするとき静寂は去りライフルが火を吹く決闘大西部!”
になっています。
いやぁ、判ってやっていますね、これは。
ひょっとするとブロンソンのマニアの方や映画宣材コレクターでは有名なネタなのかもしれませんが、自分はようやく気づきましたので、とりあえず報告する次第です。
くだんのポスターにはCICマークがあり、75年のリバイバルでしたが、さらに調べると初公開時のポスターにもそれらしき図柄が。「チラシ大全集」にも掲載されているタイアップ版チラシ(未所有)にも使われていました。どうやらイタリア版のポスターの図柄を書き直した感じです。それにしてもこの初公開のポスター、上のチラシにある2つの図柄を組み合わせていてカッコいいのですが、監督は怒りそうだな。
allcinemaにもあるように、「大砂塵の男」はテレビ番組「バージニアン」のエピソードをつなげた代物で、製作年度が1968年ですから、ちょうど「ウエスタン」と同時期だったようです。テレビ作品なのでいいブロンソンの図案が無かったのかな。
公開された1973年は「バラキ」や「メカニック」等々、ブロンソン人気はまだまだ健在だったはずですが、スプラッシュに留まったのは、トレードマークのヒゲがない作品だったからでしょうか。テレビで「う~ん、マンダム」が流れ続けていましたし。そう考えると、以前紹介した「荒野の七人」のリバイバルにヒゲを書き足していたのも判る気がします。
1975.5.24 銀座東急ほか |
それにしても同じCIC配給とはいえ、片やパラマウント、片やユニバーサルだったわけで、大胆なことをするものです。
大胆なのは図柄だけではなく、キャッチコピーもそうでして、
「大砂塵の男」が
”ぎらつく太陽にブロンソンがよみがえる!豪快!荒野に火を吹くアクション大作”
なのに対し、「ウエスタン」(リバイバル時)は
”大砂塵舞う荒野に男の音がするとき静寂は去りライフルが火を吹く決闘大西部!”
になっています。
いやぁ、判ってやっていますね、これは。
ひょっとするとブロンソンのマニアの方や映画宣材コレクターでは有名なネタなのかもしれませんが、自分はようやく気づきましたので、とりあえず報告する次第です。
2 件のコメント:
どうもお世話になってます。
「大砂塵の男」これは未入手なんで機会があらばと虎視眈々と狙ってるんですが、中々厳しいですね。
以前、kussyさんのとこに投稿した「深海征服」等との3本立てビラのキャッチコピーは、「大いなる西部に男の意地が爆発する!」というものです。
色々あって面白いですねぇ。
地方の館ニュースなどは、その劇場が考えたコピー文が多くて見てるだけでも楽しめるんですよね。
チョコさん、コメントありがとうございます。
地方版は自分が手を伸ばす範囲は限られているのであまりフォローできていないのですが、個性的なものも多いですね。館主の作品への惚れこみ具合が感じられると、こちらも嬉しくなってしまいます。最近のメジャー作品は宣伝そのものを代理店に丸投げしているのか、センスよくまとまっていても、作品への愛情が薄い感じがします。観客動員数が減っているのはこの辺にも原因の一端(あくまで一端ですが)があるような気もします。
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