配給はクロックワークス。同じ横型チラシでも創業当初の「ハミルトン」に 比べると、品質はグッと上昇しています。 |
ようやく映画を見に行く時間が出来たかなと思ったら、世間はGW前で「ヒューゴ」も「戦火の馬」も終わってた。
「ドライヴ」も来週の金曜で終了ということなので、小1時間かけて県境のシネコンへ。
う~む、痛恨の19時35分スタート、久々の正規料金。パンフとあわせて2,500円か。受付のお姉さんは「今ならどこでもご自由にお席をお選べいただけます。」とニッコリ。豪勢な週末だ。
新鋭監督のR15作品ということなので、またまた暴力描写が半端ないのかと、ちと構えましたが、それなりにインパクトはあるものの、くどくないので、さほどグロさは感じない。編集の妙か、レート対策なのか。
全体的に台詞を排したクールな演出。台詞が少なすぎて、話がつながってないと思われるところがあったり、主人公のキャラクター造型が不可解(名無しなのはいいけど、こんな奴がレースに出たがるか?とか。「運転だけ」という割に鍛えてもいないのに腕っぷしが良かったりとか)だったりと結構粗があるのだけれど、あまり気にならなかったのはストーリーそのものが「シェーン」系の王道一直線だからかな。この手の「拾い物」作品は凝った設定やひねった脚本が売りだったりすることが多くて、ちょっとした破綻で興醒めするけれど、これはストーリーが平凡な分、救われているのかも。
インディーズ系だからかもしれませんが、カーチェイスも「ブリット」あたりを彷彿させるクラシカルなもの。カメラを振り回すこともなければ、過剰なダイアローグもなしと、ある意味落ち着いて楽しめる作品でした。ただ、2,500円となると、さすがにちょっとそこまでの価値は…という感じかな。
さらに、これがカンヌの監督賞といわれるとなぁ。インディペンデント・スピリット賞あたりなら分かるけど。
メジャーで予算をアップして撮ったら「コラテラル」みたいになるのかなぁ、と観終わった後、地元名物を食べつつ考えたのでありました。
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