永年の疑問にちょっとチャレンジ。
80年代に続々と作られた、三越劇場(札幌、東京、名古屋、大阪、神戸)の独自柄チラシ。どれだけの種類があるのかもそうですが、どんな作品が上映されたか、いつ頃の公開かもデータが乏しく、ハッキリしません。
星ヶ丘三越(名古屋)はかつて地元に住んでいた際に地域紙の縮刷版でおおよそは把握できたのですが、北浜(大阪)、神戸は縮刷版がないので断念。
札幌もさすがに北海道へ飛ぶわけにも行かず、あきらめていたのですが、関東に転勤したのを機に調べてみたところ、都内に北海道新聞の縮刷版を置いてある図書館があることを知り、今回ようやく確認できました。
三越名画劇場はデパート内ではなく、1980年4月25日に落成した「ホテルアルファ・サッポロ(現ホテル・オークラ札幌)」の地下1階にホテルと同時にオープン。新聞記事によると、数は63と少ないものの、ファーストクラスより幅広い座席はリクライニング付きで、フロア全面にカーペット、と高級志向。景気のいい時代でした。
全部を調べる時間はなく、ひとまずオープンから1999年までの上映リストをまとめてみました(80年代はここ。90年代はここ)。公開日がなくていつ頃か分らなかった「エデンの東」は1981年と判明。個人的には桂小金治か島田紳助の人探し番組に出た気分。いやぁ嬉しいです.。
ただ、流通している他の独自柄は86年頃から出ており、「エデンの東」だけ屹立している印象。オープンから85年までの時期にまだまだ知らない柄があるのかな?やはり奥は深そうです。
おことわり
本ブログの画像の転用は固くお断りします。
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2013年2月24日日曜日
2012年8月19日日曜日
ミッドナイト・エクスプレス(特集上映版)
すっかりご無沙汰してしまいました。お陰様で盆と暮れだけはきっちり休めるので、ネット環境の無い田舎で伸びきっておりました。
休み中、3月同様トップページを「動的ビュー」というのにしたところ、1週間で1ヶ月分以上のページビューがあってびっくり。まぁ、いつも以上に海外からの怪しげなものが多いからなのでしょうが、ありがたいことです。今後ともよろしくお願いします。
ちなみに「ロボジー」がページビュー数を独走しているのですが、どうも画像検索で上位に来てしまっているのが原因のようです。映画の感想エントリーは単なる備忘録であり、「画像お裾分け」とかの意図はないので、事態の推移によっては画像を外すかもしれません。
休みで伸びきってしまってエントリーを書く気力がまだ湧かないのですが、帰省土産ということで、以前のエントリーで取り上げる予定でした「ミッドナイト・エクスプレス」の特集上映版を持ち帰ったのでアップします。
裏面はこちら。ということで、自由が丘武蔵野館のレイトショー特集でした。90年代初頭の時期、この劇場はあれこれ特集上映を組んでいますが、何でこれだけこんなデザインになったんですかね。担当者が好きだったのかな。作品は事実と違う、といった批判もありましたが、今ではトルコは普通に観光旅行先になっているもんなぁ。2020年五輪のライバルだし、時代は動いているな、とつくづく感じます。
2012年6月9日土曜日
三国志外伝(横浜ホール上映版)
前世魔人シリーズの最終第三夜は「ミッドナイト・エクスプレス」の別柄、に見えて実は特集上映、というのを紹介するつもりだったのですが、残念ながら実物が手元にありませんでした。私事ではありますが、転勤族の身ゆえ、すべてのチラシを持ち歩いている訳ではなく、80~90年代の大半は実家に眠っていたりします。いずれ機会があればご紹介、ということで。
気を取り直して、といいますか、それとは別件でKUSSYさんのところにかつて投稿していたもので、大失敗をやらかしたことに気づきましたので、恥を忍んでご紹介。これもちょっと魔人系なんですが。
チラシ大全集で時々あるのが、作品の公開時期と掲載した画像のチラシが上映された時期が異なるケース。特に80年代以降では、「映画祭で初上映された時期」と「単独で公開された時期」がずれていることが、少なからずあるようです。
この「三国志外伝」も1984年11月の「第六回中国映画祭」で上映されていて、その後時期は分かりませんでしたが、にっかつから「三国志外伝/曹操と華佗」というタイトルでビデオ発売されたようです。
このチラシはさらに時代が下って1992年に横浜で自主上映された時のもの。日付と広告の著作権マークの年号からいって間違いないところです。
そして、このチラシは大全集では1984年に掲載されています。大全集をよーく見ますと、裏面の日付や会場も映っており(割と薄手のチラシです)、同じものだと思われます。
自分は日付も確認せず、all cinema onlineの84年11月上映という情報だけを頼りに「3月だから翌年だよな」と安易に考えてしまったのでしょう、1985年公開時のもの、と馬鹿な投稿をしてしまいました。嗚呼恥ずかしい.…
まぁ、これからも失敗は度々あるでしょうが、ここはやはり「過ちては改むるに憚ること勿かれ」ということでやってまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
それにしてもなぁ、(C)マーク見落とすなんて。とほほ…
2012年5月3日木曜日
日本ヘラルド映画ラインナップ1990-1991
90年後半と91年公開作品が中心で、2種類も作られています。豪華ですね。赤色のカバーに入っていたものはこちら、緑色の方に入っていたものはこちらでどうぞ。
さすがにアスキーに比べるとしっかり公開されている作品が多いですが、ボクシングものの2作品が未公開になっているのが目を惹きます。そういえば、片岡鶴太郎ってボクシングやっていたなぁ。いろいろされる方です。
ソニーがコロムビア映画を買収したのが1989年11月、負けじと松下電器がユニバーサルを買収したのが1990年11月。ということで、この時期あたりから家電・放送業界が我も我もと映画業界に参入していて,「ハートブルー」は日本ビクターが製作者に出資、「逃亡者」をパイオニアLDCが、「ミザリー」を日本テレビがそれぞれ共同提供、と動きが派手になっています。で、「ベルリン天使の詩」の成功を元手にあちこちから金を集めた挙句、何だかよく分からん結果になってしまったのが,この「夢の涯てまでも」ということなんでしょう。ハイヴィジョン撮影の先駆けという置き土産もありましたが。
渡辺屋さん、画像の提供ありがとうございます。遅くなってしまってごめんなさい。
2012年3月25日日曜日
CFDラインナップ1991
そろそろ引越しの準備も佳境に入っており、更新できておりません。
渡辺屋さんからラインナップの画像を提供いただいているのですが、なかなかアップできていませんでした。取急ぎCFD(チャンネル・フィルム・ディストリビューターズ)の1991年ラインナップをご紹介しようと思います。他の画像はこちらです。サイズはA4片面です。
ご紹介、といってもこの会社についてはほとんど情報がネットでは出てきません。
1989年の「ハンドフル・オブ・ダスト」あたりから活動開始、この1992年5月23日公開の「グランド・ツアー」あたりで活動停止しているようです。
提供会社として名前がでてくる「チャンネル・コミュニケーションズ」を経営していたポール・ホワイトという英国人がキーパーソンのようで、この時期に英米と日本をつないでいろいろと活動しており、ネットで検索すると人気ゲーム「ドラクエ」のハリウッド映画化にも絡んでいた話も出てきました。
この「グランド・ツアー」も当時経営多角化を模索していた山形テレビが出資して出来た合作のようで、作品の評判はよかったものの、興行的には失敗に終り、これらの失敗を端に発してこのテレビ局はフジからテレ朝系にネットチェンジすることになったようです。
アスキーのラインナップのエントリーにも関連しますが、バブル期はさまざまな金や人があちこちに行きかっていたようで、このCFDという会社もそんな時代の「徒花」といえるのかもしれません。
渡辺屋さん、今回も提供ありがとうございました。
渡辺屋さんからラインナップの画像を提供いただいているのですが、なかなかアップできていませんでした。取急ぎCFD(チャンネル・フィルム・ディストリビューターズ)の1991年ラインナップをご紹介しようと思います。他の画像はこちらです。サイズはA4片面です。
ご紹介、といってもこの会社についてはほとんど情報がネットでは出てきません。1989年の「ハンドフル・オブ・ダスト」あたりから活動開始、この1992年5月23日公開の「グランド・ツアー」あたりで活動停止しているようです。
提供会社として名前がでてくる「チャンネル・コミュニケーションズ」を経営していたポール・ホワイトという英国人がキーパーソンのようで、この時期に英米と日本をつないでいろいろと活動しており、ネットで検索すると人気ゲーム「ドラクエ」のハリウッド映画化にも絡んでいた話も出てきました。
この「グランド・ツアー」も当時経営多角化を模索していた山形テレビが出資して出来た合作のようで、作品の評判はよかったものの、興行的には失敗に終り、これらの失敗を端に発してこのテレビ局はフジからテレ朝系にネットチェンジすることになったようです。
アスキーのラインナップのエントリーにも関連しますが、バブル期はさまざまな金や人があちこちに行きかっていたようで、このCFDという会社もそんな時代の「徒花」といえるのかもしれません。
渡辺屋さん、今回も提供ありがとうございました。
2012年3月3日土曜日
ラインナップ(アスキー1991/ギャガ1992)
この頃は仙台に住んでいて、仕事に夢中でしたので、映画もあまり観ない生活で、チラシからも疎遠でした。そんな訳で観た作品も「フライド・グリーン・トマト」だけ。あとビデオで「イヤー・オブ・ザ・ガン」くらいでしょうか。というか、この辺の作品群って仙台でかかっていたのかしらん。
バブル期あたりからレンタルビデオの普及とあいまって、公開本数が異常に増えはじめ、それに伴い新しく配給業務に乗り出す企業が増えてきました。アスキー映画は異業種からの参入組で、ベストロン映画(ここもマイケル・ジャクソンの「スリラー」のビデオであてたバブル企業)あたりが母体だったはず。いろいろ調べてみると、ハリウッドの製作者にずい分とお金を突っ込んだようで、その辺でアスキー本体も傾いてしまったようです。先日の午前十時の映画祭で観た「バンド・ワゴン」でも出資者。監督、主人公たちとの間で様々な駆け引きが繰り広げられていましたが、映画は笑ってみていられるけれど、出資する立場から見れば、賭け金がガンガン消えていくわけで、ショウビジネスは怖いです。
アスキーのラインナップを見ると、映画ファンの興味は引けそうだけど、集客力としてはどうかなぁ…という感じがしますね。結果として不遇な扱いになったものも多く、左に挙げた4作のうち、「オプションズ」と「エニッド・イズ・リービング」(ビデオ題はなんと「ハリーの妻難」!)はビデオスルー、「リトル・モンスターズ」も東京国際ファンタスティック映画祭で上映はされたものの、「リトル・モンスター」でビデオスルー。「ファー・フロム・ホーム」は「ネバダ・ミステリー/静けさは危険な香り」として94年7月にようやく公開されましたが、ビデオチラシはあるものの(当方未所有)、おそらく映画のチラシは無いと思います。
一方のギャガですが、「死霊の盆踊り」から立ち上がって、四半世紀。ここも紆余曲折いろいろありますね。「エリン・ブロコビッチ」の主題歌のタイトル Everyday Is A Winding Road を地で行くような会社な気が。この頃はまだ雌伏期とでもいうべきか、まだまだ派手なラインナップはありませんが、フランス映画を除いて着実に公開にこぎつけていたようです。「ボーイズ・ライフ」にディカプリオの名前が出ていないのも、時代を感じます。
唯一公開されなかったのが、右の「イントゥ・ザ・サン」。マイケル・パレ主演作なので、かかったとしても銀座シネパトスあたりだったかもしれませんが、うまくはまらなかったんでしょうかね。ちなみに「メタルウィング」という名でビデオになっています。
いやぁ、ラインナップは面白いなぁ。学生時代、古本屋で映画雑誌を立ち読みしていて、CICの広告で「顎(仮題)」を見つけ、ニヤニヤした記憶が甦ります。
渡辺屋さん、今回もありがとうございました。
2012年2月26日日曜日
ラインナップ(松竹1998/ブエナビスタ1999-2000)
以前アップしたコロムビア映画のラインナップチラシのエントリーに関連しまして、チョコさんより松竹とブエナビスタのひと昔前のラインナップチラシの画像を提供いただきました。A4片面とのことです。少し量がありますので、松竹はこちら、ブエナビスタはこちらにまとめています。各タイトルの下は公開年月日です。
この種の宣材をはじめて見かけたのは、かつて東京にあった輸入ポスターを主に扱っていた赤坂シネマテイクさんで「アドバンスちらし」なる名前のファイルを手にした時。A4の厚紙でいかにも関係者配布用といった仕様で、興味深くはあったものの、「いかんいかん。ここまで手を伸ばしてたら、いくらお金があってもかなわん。やっぱチラシは劇場で配られたもの程度にとどめておかないと。」と自分を説得したのを覚えています。
個人的はこの手のラインナップは胸がときめくものがありまして、キネ旬のベストテン特集号で各社の公開予定作品の広告を眺めるのが大好きでした。おそらくチラシ集めがいつまでたってもやめられないのは、これらに潜む「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」感とでもいうべき高揚感がたまらないからなのだと思います。
さて、いただいた画像の作品を調べてみますと、ラインナップの中には製作が遅れたり、企画倒れになったり、さらに洋画の場合は配給元が変わったり、未公開に終わったりするケースが多々あって、非常に興味深かったです。
例えば、松竹の「楽しい楽しい大病院」は「バカヤロー!」シリーズや「夜逃屋本舗」を当てた光和インターナショナルが製作会社となっているのですが、実際の製作は随分と遅れ、2005年になって「いらっしゃいませ、患者さま。」というタイトルで公開されています。山田洋次がらみの企画も消えたものがいくつもあるようです。「蓮如」は以前から企画があったようですが、この年が蓮如上人の没後500年という節目だったようで、東映でアニメ「蓮如物語」が作られています。こういった企画の重複も消える原因となるのかな、と思います(真相は知りませんが)。
ちなみにボツ企画を調べているうちにこのサイトの「裏日本映画史」にめぐりあったのですが、いや~面白い。映画雑誌の製作ニュースが大好きな人は必見の労作であります。

ブエナビスタの方に転じると、コメディ作品のお蔵入りが目に付きます。「GO!GO!ガジェット」は続編が出きるくらいアメリカではヒットしたのですが、日本ではビデオスルー。エディ・マーフィーの「ホーリー・マン」もビデオのみ(試写会のチラシは出回っていますが)。
この「マイ・フェイバリット・マーシャン」も「ブラボー火星人2000」というタイトルでビデオスルーになったのですが、この作品の予告を見た記憶があります。レンタルビデオ内のCMだったのかもしれませんが、あまりレンタルビデオを見ない人間(主義とか言うのではなく、返すのが面倒という単なるものぐさ)なので、ひょっとすると映画館かもしれないような。
「映画館で観たぞ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。
チョコさん、今回も貴重な情報ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
皆さまも「こんなものがあるぞ!」というものがありましたら、ぜひ情報をお寄せくださいね。
この種の宣材をはじめて見かけたのは、かつて東京にあった輸入ポスターを主に扱っていた赤坂シネマテイクさんで「アドバンスちらし」なる名前のファイルを手にした時。A4の厚紙でいかにも関係者配布用といった仕様で、興味深くはあったものの、「いかんいかん。ここまで手を伸ばしてたら、いくらお金があってもかなわん。やっぱチラシは劇場で配られたもの程度にとどめておかないと。」と自分を説得したのを覚えています。
個人的はこの手のラインナップは胸がときめくものがありまして、キネ旬のベストテン特集号で各社の公開予定作品の広告を眺めるのが大好きでした。おそらくチラシ集めがいつまでたってもやめられないのは、これらに潜む「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」感とでもいうべき高揚感がたまらないからなのだと思います。
さて、いただいた画像の作品を調べてみますと、ラインナップの中には製作が遅れたり、企画倒れになったり、さらに洋画の場合は配給元が変わったり、未公開に終わったりするケースが多々あって、非常に興味深かったです。
例えば、松竹の「楽しい楽しい大病院」は「バカヤロー!」シリーズや「夜逃屋本舗」を当てた光和インターナショナルが製作会社となっているのですが、実際の製作は随分と遅れ、2005年になって「いらっしゃいませ、患者さま。」というタイトルで公開されています。山田洋次がらみの企画も消えたものがいくつもあるようです。「蓮如」は以前から企画があったようですが、この年が蓮如上人の没後500年という節目だったようで、東映でアニメ「蓮如物語」が作られています。こういった企画の重複も消える原因となるのかな、と思います(真相は知りませんが)。
ちなみにボツ企画を調べているうちにこのサイトの「裏日本映画史」にめぐりあったのですが、いや~面白い。映画雑誌の製作ニュースが大好きな人は必見の労作であります。

ブエナビスタの方に転じると、コメディ作品のお蔵入りが目に付きます。「GO!GO!ガジェット」は続編が出きるくらいアメリカではヒットしたのですが、日本ではビデオスルー。エディ・マーフィーの「ホーリー・マン」もビデオのみ(試写会のチラシは出回っていますが)。
この「マイ・フェイバリット・マーシャン」も「ブラボー火星人2000」というタイトルでビデオスルーになったのですが、この作品の予告を見た記憶があります。レンタルビデオ内のCMだったのかもしれませんが、あまりレンタルビデオを見ない人間(主義とか言うのではなく、返すのが面倒という単なるものぐさ)なので、ひょっとすると映画館かもしれないような。
「映画館で観たぞ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。
チョコさん、今回も貴重な情報ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
皆さまも「こんなものがあるぞ!」というものがありましたら、ぜひ情報をお寄せくださいね。
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