2012年9月13日木曜日

最強のふたり

休み明けから仕事のドタバタと夏バテで、すっかりぐったり。結局8月に観た映画は「おおかみこどもの雨と雪」だけになってしまった。

これはイカンと、疲れた身体にムチ打って、やっとこさ出かけたのが「最強のふたり」。フランスでは歴代№2のヒット作なんだそうで、じゃあ1位は何なのかと調べたら、都会人の田舎暮らしを題材にしたコメディで、日本では未公開。まだまだこういうことってあるんですね。

東京国際映画祭グランプリとはいうものの、おフランスな芸術性がある訳ではなく、むしろフランスのコメディ映画らしい泥臭さが身上、て感じの作品。ちょっとアブないギャグも混ぜつつも、オーソドックスな人生賛歌。

介護の仕事をしている人から見たら、その種の描写が表面的で物足りないかもしれないし、身障者側からのカメラ目線とかもあってもいいかな、とかケチをつけ出せばいろいろありそうなのですが、チラシにもある主役ふたりの笑顔が気持いいので、とりあえずいいか、という感じ。疲れた身体には笑顔がいちばんです。

(客の入りが)「2割、3割は当たり前♪」みたいなこちらのシネコンのレイトとしては、珍しく6割くらい入っていて、それなりに観客の反応もいいと、何だかそれだけでも嬉しくなってしまいます。フランスの満員の映画館で観たらもっと楽しめるんだろうなぁ。
作品の出来云々より、みんなで観るという映画体験の魅力の片鱗を久々に感じたひとときでした。

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