「タイム・アフター・タイム」に触れましたので、主演のマルコム・マクドウェルといえばこの作品、ということで、「時計じかけのオレンジ」のイベント上映版を。状態が悪いのが残念ですが、ご勘弁ください。
このチラシも「北国の帝王」と同様、イベントに映画の試写会が付いているもの。初公開(1972年4月)の時ではなく、1979年夏にリバイバル上映された時のものです。キューブリックと蜜月のワーナーとしては、前年のSFブーム(スター・ウォーズ、未知との遭遇)にのってリバイバルされた他社の「2001年宇宙の旅」がヒット、新作「シャイニング」も控えている状況でしたから、絶好のタイミング、というところでしょうか。当時「ぴあ」がやっていた「もあテン」(旧作公開のリクエスト)でも上位にランクされていたように記憶しています。
B5二つ折りの見開き |
イベントの方ですが、FM東京でAIWAでアドベンチャーと来ると、自分は松任谷由実の「サウンドアドベンチャー」を思い出してしまうのですが、調べましたところ、前史として1977年10月から土曜の午後3時に「サタディアドベンチャー」という番組が始まっており、司会者や放送時間が変わるうちに番組のコンセプトも変わり、ユーミンの番組になっていたようです。
で、初代パーソナリティの小林亜星(!)に変わって78年10月頃から司会をしていたのが、今野雄二で、当時の新聞記事(あの頃は1週間のFM番組表が載っていましたね)によると海外のコンサートライブ音源を直輸入してオンエアする番組だったようです。当時の自分は午後1時からの「コーセー歌謡ベストテン」は結構マジメに聞いていましたが、シリア・ポールの「DIATONEポップスベストテン」あたりで興味喪失、この時間帯はテレビに行っちゃってましたので、記憶にないです。
裏面はラジカセ(70年代 後半からステレオ化して いきました)の広告です。 |
イベントの第一部は当時AIWAのラジカセのCMソングを歌っていた町田義人(「戦士の休息」は今でもカラオケのネタにしています)のコンサートで、デ・パルマだのトーキング・ヘッズだのといった方面がお好みの今野氏としては、スポンサーの意向とはいえ、畑違いのお仕事だったかもしれません。ひょっとすると、その交換条件で「時計じかけ…」の試写を組み込んだのかも。
それにしてもこの「アドベンチャーオデッセイ」、Vol.2とあるのですが、”1”は何だったのでしょうかね。
映画とは限らないでしょうけれど、ちょっと気になるところです。
例によって、ではございますが、もしご存知の方がいらっしゃれば、情報を連絡願います。
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