「荒野の七人」に似たタイトルだから、ということではないのだけれど、フリーパスを利用して「ワイルド7」を観賞。
原作はタイトルだけ辛うじて知っている、というレベルなので「タンタンの冒険」と同様、ちょっと心配でしたが、まぁ今時のアクション映画で、ひとまず退屈はしませんでした。
物語をワイルド7の「誕生編」にしなかったのはよしとしても、メンバーの活躍の大半は瑛太と椎名桔平に重点が置かれていて、他のキャラもそれなりに立っていそうな感じだったので、少なくとも途中のテロ事件の解決譚くらいは他のメンバーに「らしい」活躍をさせてやれよ、とは思った次第。あれではただの数合わせ。
アクション・シーンは、バイクスタントは結構頑張っていたと思いますが、銃撃戦はひたすら撃ちまくるだけで芸が無かったです。
コミックの映画化ということで、「ダークナイト」あたりの無慈悲なアクション感覚を取り入れたかったのかもしれませんが、銃の扱いは日本人にはこなせていないように見受けられ、敵役の犯罪グループ描写のお粗末さとあわせ、その辺は残念ながらうまくいってなかったのではないでしょうか。
それにしても、何故に今「ワイルド7」なのか。「あしたのジョー」だの「どろろ」だの、いったいどうなっているのか。制作費の権限を持っている世代が喜ぶ企画だからなのかもしれないが、それでいいのかね。
0 件のコメント:
コメントを投稿