雪、帰省、オリンピックとすっかりサボってしまいましたが、ソチ五輪にあわせて旧ソ連映画を。
あまり深く考えずに旧作を漁っているせいか、入手してから作品を調べることも多々あって、この「われらモスクワッ子」もそのひとつ。1963年製作で監督は「不思議惑星キン・ザ・ザ」のゲオルギー・ダネリア。当時10代のニキータ・ミハルコフが俳優として出演しています。ロシア映画社のデータでは「私はモスクワを歩く」となっていて、1964年のソビエト映画祭等でも上映されたようです。
提供のワールド・フイルムは「砂の女」の輸出を手がけ、1965年頃から配給も開始。映画評論家の児玉数夫が当初宣伝部長を務めていましたが、氏の「私の映画日記④」(右文書院)によれば、「(邦人配給会社の)群小どころはもっぱら東急系をめざす、その東急もおぼつかなくなってポシャリ」という状況だったようで、この作品や勅使河原宏が参加した4ヶ国合作オムニバス「15才の未亡人たち」(別題「思春期」)は公開に至らず、児玉氏の在任も9ヶ月で終了。Wikipediaの記事によれば、翌年からはピンク映画の製作に方針転換したようで、その後70年代後半から再び一般映画の配給を手がけています。「ビッグ・マグナム77」「ヒッチハイク」「パワープレイ」…あったなぁ。
お蔵入り、といっても当時この映画の主題歌(「思わず口笛を吹きたくなるような佳曲」とは「別冊キネ旬:ソビエト映画大鑑」の日野康一)の日本語版をダーク・ダックスが吹き込んでいたり、「ロマンス・ロマンス」なるハーモニカ演奏版のレコード(ジャケットもこのチラシのデザインを活かしている)が出たり、といろいろ仕掛けはしていたよう。
この映画、当時のソ連らしからぬ青春映画だったようで、ネットでの評判もいいし、ちょっと観てみたいなぁと思ったのですが、来月東京で上映予定が。でも「ちょっと観てみたい」だけで日曜の夕方に東京ってのもきついなぁ。
おことわり
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2014年2月27日木曜日
2014年2月7日金曜日
火の馬(91R)/忍者武芸帳
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1991年リバイバル時のチラシ。 初公開時のポスターデザインを再現。 |
自分のような地方暮らしの一般人では益川氏のことを知ろうとしても、なかなか難しく、もしやと思って手に入れた「日本の映画ポスター芸術」(2012年にフィルムセンター等で開催)のカタログにも氏の作品は掲載されていない。どうもATG以降のモダンな作品が中心の展覧会だったようで、「近代美術館」を冠したフィルセンらしいといえますが、ちょっと残念です。
そんな中で目を引いたのが、「火の馬」のポスター。1969年に公開されたウクライナ映画で、描いたのは檜垣紀六。益川氏とは東宝アート・ビューロー(現東宝アド)で師弟関係にあり、1977年まで益川氏が担当していた「キネマ旬報」の装丁を引き継いだのも檜垣氏でした。
カタログには檜垣氏へのインタビューが載っているのですが、これが滅法おもしろい。ATG作品といえば、小笠原正勝や粟津潔といった方の印象が強く、檜垣氏を「ランボー」や「キャノンボール」に代表される一連の東宝東和の宣伝デザインから知ったこともあって、この種のものに関わっていたことを知らなかったのですが、氏にとっては商業作品中心の仕事の中での「箸休め」的な位置づけだったようで、それゆえ自由な発想とデザインで空間をうまく利用でき、「火の馬」のような魅力的な作品群を生み出していったようです。

そうはいっても社員旅行の熱海の夕陽を「ランボー」に活かした檜垣氏のクラフトマンシップはここでも健在。作成当時、場面写真が3枚しかなかった「ベトナムから遠く離れて」(1968公開)では、少女の横に「地面から伸びている手のようなもの」が見えます(チラシだと少しわかりにくいのが残念)が、これは岡本喜八監督が「日本のいちばん長い日」の撮影準備中に、タイトルのイメージにしようとして没になった写真(痛めつけられた民衆の叫びを表現しようと、マネキンの手を土の中に入れた)を使ったそうです。
「市民ケーン」(1966)は新聞社の話なので、キャビネの写真を拡大してドットをわざと目立たせるという手法。これは初版チラシでもそのエッジが効いた感覚が少しだけ窺えます。
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二つ折りを見開きで(A4) |
裏話的な話題ばかり抜き出してしまいましたが、檜垣氏のお話は技術的な面や歴史的な面でも貴重なもので、できればもっともっと多くのことをお聞きして、まとめていただきたいもの。
書籍にするのは権利関係とかで難しい点があるのかもしれませんが、映画宣伝に今ひとつ元気を感じないこの頃、喝を入れる意味でも期待したいです。
2014年2月3日月曜日
モダン・タイムス(72R)
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このイラストの原画は墨絵で実物大に描かれ、 淀川長治も「これこそチャップリン」と絶賛したという。 |
この本には淀川長治や双葉十三郎といった映画評論家はもちろんのこと、川端康成や三島由紀夫、寺山修司、宮沢喜一等、各界の方が文章やコメントを寄せているのですが、その中に「世界残酷物語」の写真とともに「ザンコク・バンザイ」という文章が。
筆者は益川進。「聞いたことない人だなぁ。学者さん?(←それはノーベル賞の益川敏英)」と思いながら、読みすすめていたところ、「世界残酷物語」のポスターを担当したなれそめのエピソードが綴られ、「このあと、《ビバ!チャップリン》『愛のコリーダ』へと長く続いた」とあるではないか。
あぁ、灯台下暗し。以前70~80年代の東宝系作品のいくつかのイラストが気になっていたのですが、サインがうまく読めなくて、マルカワ、マスカワどっちだろう?と思いつつ、迷宮入りして放置していたのだった、そういえば。
名前がわかって調べてみると、映画広告の世界で非常に功績のあった方で、東宝を基盤に東映、東宝東和等のポスターや新聞広告で数々の名作を生み出しています。とりわけ東宝時代の黒澤明の作品群のポスター・題字はほとんどこの方の手によるもののようです。
益川氏の仕事は映画広告のみならず、キネマ旬報をはじめとした雑誌・書籍の装丁、あの「男は黙ってサッポロビール」のロゴのレタリングといったものまで。
さらには近年再評価されているという鈴木英二監督、司葉子主演の「その場所に女ありて」(未DVD化)の脚本は東宝の社内公募に入選した益川氏のシナリオが元になっていたり(クレジットは変名で、升田商二)と、本当に多彩な仕事を残されています。
かくして、毎度のことながら自分の知識のなさに恥ずかしくなったのですが、その知名度・功績は業界内と比べて、やはり一般的には知られていないのが現状のようです。映画広告表彰の先駆けである「読売映画広告賞」は第1回をはじめ受賞に枚挙にいとまなく、第25回(1974年5月)にその功績から特別表彰を受けているのですが、読売新聞の過去記事で氏の名前がヒットしたのはこの時が最後。他紙や大宅文庫でも氏の名前は検索できませんでした。
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益川氏の仕事がカラー6ページに わたって紹介されています。 |
さらに今年に入って、展覧会開催に尽力された母校の元校長先生が益川氏の仕事を紹介したホームページ(益川進の世界)を立ち上げられました。ぜひご覧いただければと思います。これをきっかけに少しでも広く益川氏を知る人が増えることを切に望みます。
蛇足ですが、自分もできる範囲で益川氏の仕事をまとめてみました(日本映画はこちら。外国映画ほかはこちら)ので、こちらもご覧いただければ幸いです。
それにしても、これだけの人が世間一般には知られていないのは残念というより、かなり問題なのではないでしょうか。クールジャパンだかなんかで、よくわからない予算を使うより、益川氏をはじめとした映画黄金期に貢献した職人たちの仕事をしっかりとした形で掘り下げ、まとめることの方が絶対に大事だと、強く思います。
2014年1月30日木曜日
かなり地味な画像を追加。

この手の特集上映のチラシもライバル、というか同好の士が全国に何人かいらっしゃいます。
ヤフオクでも、それまで誰も見向きもしていないような素振りを見せながら、最後の10分を切ってからわらわらと集まって、「またお前か」と(おそらくお互いに)ぼやきつつ100円玉を上乗せあいっこしているのですが、ものによってはエスカレートすることもあったりして、「続ける」「降りる」、その按配が難しかったりします。散々争った末に思わぬ高額になってしまい、その取引が終わったか終わらないかのうちに同じものがほぼ無競争で(当然)激安で落札され…みたいなことは幾たびか。
その度につくづく自分も馬鹿だなぁ…と思ってしまうんですが、まぁ、結果としての値段より、競りのゲームのお楽しみ料だ、と無理やり言い聞かせてみたりして。なんだかなぁ。
こちらの画像は第1回の日本アカデミー賞を記念したノミネート作品の特集上映。日本アカデミー賞も、結果についてあれこれ言われますが、もう30年を優に超えちゃっているんですね。時間の流れの速さを感じるこの頃です。
日本沈没/小説吉田学校
久々ながら脊髄反射エントリーにてご容赦。
たまたま昼休みにスマホをいじっていたところ、日本を代表するイラストレーター、生賴範義の企画展の情報が。家に帰って企画展のFacebookを眺めていたら、「日本沈没」の1973年版のポスターが。いやぁ、リメイク版を手がけていたのは知っていましたが、オリジナル版も氏の手によるものだったんですね。他にも「獣たちの熱い眠り」(1981)の劇画タッチのイラストや岡本喜八の「EAST MEETS WEST」(1995)とか、これも気づかなかったな~
あわててキャグニーさんのサイトのギャラリーを確認したら、しっかり「日本沈没」「獣たち」が展示されていました。さすがです。
せっかくなので公式のFacebookでも今のところ紹介されていないネタを投下。「小説吉田学校」(1983)。これを発見した時はちょっと驚きました。どうしても自分には「帝国の逆襲」や「ゴジラ」のイメージが強いので…
ちなみに展示は2月8日から3月23日までみやざきアートセンターにて。「日本沈没」を描かれた頃から当地に居を構えてらしたからなのでしょうが、さすがに遠いです。せめて東京でもやってくれないないかなぁ。
図録の第1次先行予約(特典は展覧会のチラシ8種!にカレンダー)もとっくに終わっていて、オノレの情報収集能力の貧しさに、ため息ばかりであります。
2014年1月18日土曜日
2013年下半期に観た映画(リスト)

旧作はなんとなく☆☆☆★★を上限にしてみた。
☆20点 ★5点。
☆☆☆☆以上……ダンゼン優秀
☆☆☆★★★……上出来の部類
☆☆☆★★
☆☆☆★………見ておいていい作品
☆☆☆…………まァ水準程度
☆☆★★★………水準以下だが多少の興味あり
☆☆★★以下……篤志家だけどうぞ
7月
サイコ☆☆☆★★
この時代のモーテルはテレビもなかったのね。最後に「ブリット」のあの方が出てきて嬉しい。
舟を編む☆☆☆★
好きな話だけど、ここまで大作にする必要があるのかな。サクっと見せて欲しかった。
8月
終戦のエンペラー☆☆☆
日本の描写に妙な点が無いのはホッとするけれど、あちこちに気配りしすぎて、肝心の中身が魅力薄。

恐怖と欲望☆☆★★★
アート志向の「コンバット」。
ペーパーボーイ 真夏の引力☆☆☆★★
真夏に目の前で鉄板ホルモン焼きを水無しでドサッと出された気分。
CMで食べている日本とは違って、本業で稼いでいる向こうの俳優は冒険ができるなぁ。
パシフィック・リム☆☆☆★
「真夜中のカーボーイ」でウルトラマンの怪獣を見つけた時のような嬉しさはありましたが、期待値が高すぎた。
エンド・オブ・ウォッチ☆☆☆★★
警官の会話がいかにもありそうで面白い。野郎としてはゴスリングよりギレンホールの方が好きです。
ローン・レンジャー☆☆☆★
序盤の銃撃戦で賛美歌「まもなくかなたの」が流れ、クレージー・リー(ボー・ホプキンス)もどきのキャラクターが出てきた時点で合格!
後は知らない、二人は若い♪
9月
プリティ・ウーマン☆☆☆
カーナビが無かったから二人は出会えたんだな。くろばくさんの名言「便利な時代になって、映画は不便になった。」を思い出す。
サイド・エフェクト☆☆☆
ソダーバーグ最後の映画、ってのが売りでしたが、巨悪を暴くような話ではなく、がっかり。
県内で(多分)かからなかった前後の2作(マジック・マイク、恋するリベラーチェ)の方が評判いいみたいで、さらにがっかり。
マン・オブ・スティール☆☆☆
ノーラン+スナイダーなので、方向性は判っていたけれど…人助けより正義のための戦いが大事なんですな。
「弾丸よりも速く」ばかりで、「機関車より強く」が感じられなかったのも残念。
反撥☆☆☆★
袋小路☆☆☆
県外遠征でようやく観ることができたのは嬉しかったのですが、どっちにするか迷った「セデック・バレ」を切ったのもかなり後悔。
それにしても1965年のお盆に日比谷映画が「反撥」をかけていたというのも凄い話だ。

ホワイトハウス・ダウン☆☆☆★
安定のエメリッヒ調を楽しみましたが、スケールもダウンですな。
リオ・ブラボー☆☆☆
これを楽しめなかったのが、今年最大のショック。
ところどころよくても、いかんせんテンポが。これなら「真昼の決闘」の方が(以下自粛
10月
ウルヴァリン SAMURAI☆☆★★★
観ていたプリクェルの続編と思ったら、1しか観ていないシリーズの後日談だった…
外人は浅草が好きだなぁ。
欲望のバージニア☆☆☆★★
こういう題材は好きなので、つい点数が甘くなってるかも。
それにしても最近のシャイア・ラブーフは狂言回しみたいな役ばかりだな。
クロニクル☆☆☆★★
短い時間にアイデアを詰め込み、快調快調。
ハリウッドは層が厚いなぁ。主演が前日観た「欲望のバージニア」にも出ていたのはあとで気付いたけれど。
ランナウェイ/逃亡者☆☆☆★★
レッドフォードの次世代への伝言、同世代への鎮魂歌とでもいう内容。
後は任せた、とでも言われたようなシャイア・ラブーフは(以下同文
パッション☆☆☆★
スプリットスクリーンが始まるや、「ファム・ファタール」を観て浮かんだ「踏まれても、ついて行きます下駄の雪」の言葉が頭をよぎる。
下半期でいちばん面白かった。えっ、その割に点数が低い?(夜回り先生風に)いいんだよ…
「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」のと同様、「デ・パルマは劇映画ではなく、デ・パルマという映画である」のだ、たぶん。
トランス☆☆☆
出だしは快調、後半グダグダっていうだけなら「パッション」も同じなんだけれどね。
警察、仕事しなさすぎでしょ。
ダイアナ☆☆☆
これも「終戦のエンペラー」同様、あちこちに気を配って…という感じ。
ナオミ・ワッツはダイアローグは知る由も無いですが、動作とかは上手く似せていたと思います。
カッコーの巣の上で☆☆☆★★
この年齢で観ると、つい病院側にも肩入れしてしまうな。ルイーズ・フレッチャー最高。 「半澤よ、これが顔芸だ。」といいたくなる。
エリジウム☆☆☆★
前作より垢抜けた分、フツーの作品に。アメリカって「金も稼げないのになんで長生きしたいの?」って素で思っている人が多いんだろうな。
11月
42~世界を変えた男~☆☆☆★
良くも悪くも小学校の図書館に置いてありそうな伝記物語っぽい。プラグマティズムが差別の壁を越えた、という視点が面白かった。
でも、その影の部分が「エリジウム」の格差社会を全否定はしない、というスタンスという気も。
グランド・イリュージョン☆☆☆
ひたすら展開を楽しんで、観終わったらパッと忘れる…という、映画自体がイリュージョンでした。オチから考えればあり得んオハナシ。
2ガンズ☆☆☆★
マンガみたいだな、と思ったら、本当に原作がグラフィック・ノベルなんだそうで。
風立ちぬ☆☆☆★★
宮崎監督の心境映画なのでしょうが、実写で観たいお話。飛行機だけでなく、乗物全般のこだわりが半端ない。
「創造的人生の持ち時間は10年だ。」という台詞があったけれど、宮崎監督自身にとってはどの時期だったのだろう。
悪の法則☆☆☆★
内容を把握したとはとてもいえないけれど、後を引く味がありました。マックィーンが一瞬出てくる(そういう店があるとか)のも個人的にマル。
ハビエル・パルデムの「カァウ~ンセラァァァ」と呼ぶ声が戦争映画の「衛生兵!」になんか似てるな。キャメロン・ディアズも気に入りました。
暗くなるまでこの恋を☆☆☆
映画に詳しければまた違った見方があるのでしょうが、自分にはほぼ観光サスペンス。
恋のマノン☆☆★★
原題がMANON70で1971年公開だけれど、本国公開は1968年。入荷が遅れたのも察せる出来映え。ドヌーブ嬢の美しさをひたすら堪能。
フォレスト・ガンプ 一期一会☆☆☆★★
公開当時は合成技術が話題になったが、その技術がすっかり行き渡った現在になって観ても、作品のクオリティが揺らがないのはさすが。
用心棒☆☆☆★★
人質交換のシーンの音楽がどっかで聴いたことがあるな、あ、あれだ!と思い出した途端、ホルホルして映画に集中できず参った。
12月
皇帝のいない八月☆☆☆
カサンドラ・クロスをやりたかったのかもしれませんが、いくらなんでもクーデターに列車ジャックはムリ。他の部隊と連動してないし。
山本圭が渡瀬恒彦に迫力負けしているように感じるのは現代の眼で観ているからなのか。
「用心棒」と「皇帝」は地元の映画祭で観たのですが、ゲストの樋口真嗣監督が「皇帝」のFM音声による同時解説(初見なので聞くのは遠慮)をつとめていて、上映終了後の挨拶で「今は題名を言えませんが、週明けくらいに新作の発表があります。本屋の平積みに『こんなところに名前が』と思うはず。」と話していて、なんだろうと思ったら、「進撃の巨人」だった…
ゼロ・グラビティ☆☆☆★★★
例によって車を飛ばしてIMAX3Dへ。迫真的な(って、行ったことないけれど)宇宙空間を体験。いろんな意味で完成度が高い。
ただ、散々楽しんでおいてこんなこと言うのもなんですが、上手くまとまりすぎていてどこか居心地の悪さを感じたのも正直な実感。
真っ当な批判には耐えられそうもない「風立ちぬ」「パッション」の方が、欠点すら愛おしいところがあるんだよなぁ。
作り手の顔が見えない感じがするのはこの監督の過去作(「トゥモロー・ワールド」等)を見逃している自分の責任が大なのでしょうが。
メリー・ポピンズ☆☆☆★★
技術は時代に勝てなくても、その表現に挑む志は輝き続けるし、音楽や踊り、役者たちの動き、表情の素晴らしさは不滅だな、としみじみ。
ライアン二等兵に続いてミスター・バンクスを救いに行くトム・ハンクスの活躍が楽しみです。
2014年1月5日日曜日
謹賀新年
三が日も過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
画像は1974年の東和の年賀状。この辺がもう40年前になってしまうのだから、時の流れは早いです。気がつけば自分もマックィーンの没した年齢に並んでしまう訳でして…
昨年は公私共にいろいろあって、エントリーが激減してしまいました。始めた頃の勢いはどこへやら、で恥ずかしい限りですが、書ける時に書きたいことを書く、というマイ・ペースで「チラシの裏にでも書いとけ」というあれこれを綴っていこうかと思う次第です。時々でも覗いていただければ幸いです。
世間から見れば拙ブログなぞ、ゴミのような言葉や画像をネットの海に不法投棄しているにすぎないだろうに、自分としては精霊流しを川に放つ気分だもんなぁ、と考えていてふと、ポリスの「孤独のメッセージ」(Message In A Bottle)って曲があったなぁ、どんな歌詞だったけか、と調べてみたら、SNSが発達した今を予見したような展開を見せていて、いやぁ、知らなかったっす。
と、無知蒙昧をネットの力で糊塗しつつ、今年もよろしくお願いいたします。
画像は1974年の東和の年賀状。この辺がもう40年前になってしまうのだから、時の流れは早いです。気がつけば自分もマックィーンの没した年齢に並んでしまう訳でして…
昨年は公私共にいろいろあって、エントリーが激減してしまいました。始めた頃の勢いはどこへやら、で恥ずかしい限りですが、書ける時に書きたいことを書く、というマイ・ペースで「チラシの裏にでも書いとけ」というあれこれを綴っていこうかと思う次第です。時々でも覗いていただければ幸いです。
世間から見れば拙ブログなぞ、ゴミのような言葉や画像をネットの海に不法投棄しているにすぎないだろうに、自分としては精霊流しを川に放つ気分だもんなぁ、と考えていてふと、ポリスの「孤独のメッセージ」(Message In A Bottle)って曲があったなぁ、どんな歌詞だったけか、と調べてみたら、SNSが発達した今を予見したような展開を見せていて、いやぁ、知らなかったっす。
と、無知蒙昧をネットの力で糊塗しつつ、今年もよろしくお願いいたします。
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