日本におけるミニシアターの先駆けである「岩波ホール」の総支配人、高野悦子さんが亡くなられました。
岩波ホールは学生時代、映画とは無関係なサークルの後輩がアルバイトをしていて、時々招待券を譲ってもらって観に行っていたのですが、その後輩が可愛かったものでつい声をかけてフラれてしまい、以来すっかり疎遠になってしまったという… オロカ者ですな。
高野さんも一度、ホールでお見かけしたことがあります。受付の人たちにテキパキと指示をする姿が印象的でした。
画像は2004年にエキプ・ド・シネマの三十周年を記念して発行された資料集で、上映時のタイムスケジュールまで掲載されている、神経の行き届いた本でした。今月末には「岩波ホールと〈映画の仲間〉」という回想録が出版される予定だったようです。
追悼の意味も込めて、初期の上映作品をこちらで公開順にまとめてみました。
高野さんと川喜多和子さん、このふたりの女性がいなければ、日本のミニシアターは今ほどの隆盛にはならなかったのではないでしょうか。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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