前回のエントリーで「正月を迎えられなかった正月映画」と書いて、真っ先に頭に浮かんだのがこの映画。チラシを見返すと、12月19日公開となっているので、記憶違いかな、と思い、図書館に行って新聞縮刷版で確認してみました。
すると26日からは「マッド・マックス2」に変更。新宿京王では1階も地下も同じ映画を上映したんですね。
思い返せばこの時の正月映画は東宝系が「レイダース」と「キャノンボール」+「エンドレス・ラブ」連合軍の一騎打ち。松竹・東急系が「勝利への脱出」「タイタンの戦い」「マッド・マックス2」といった布陣。そりゃあ、弾き飛ばされますね。
当時「巨人の女に手を出すな」という副題が付いたのに、「何それ」とびっくりした記憶があります。で、コレクターの悲しい性で「この副題が付いたチラシがどこかにあるはず」と思ったものですが、見かけませんね。パンフレットはしっかり副題が載っているようですが。
縮刷版で当時の広告を眺めていたら、「身長が男性185センチ、女性175センチ以上の方は特別料金900円でご覧になれます。」とのただし書きが。宣伝部もテコ入れに苦労したんでしょうね。
蛇足ですが、縮刷版をめくっていると、当時の女性週刊誌の広告が目に入りました。
微笑が「スクープ!松田優作(31)が妻子を捨て熊谷美由紀(20)と同棲生活」「水谷豊挙式!花嫁ミッキーの母が娘婿の魅力を語った」「作家・小林久三氏が大胆に推理する/ナタリー・ウッドは他殺だ」
女性自身は「スクープ!原辰徳と相本久美子が婚約寸前!」「本誌現地取材/死を迎えたロンドン病院であの『エレファント・マン』の遺骨を発見!」
時代を感じつつも、世の中あんまり変わってないような。
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